エスニック雑貨(アジアン雑貨)直輸入のお店  〒 547-0026 大阪府大阪市平野区喜連西5-4-17 TEL&FAX 06-6790-0123
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2007年8月にネパールへ買い付けに行った。

あいにく、天気は悪くヒマラヤ連峰は見れなかった・・・。


タイ(バンコク)から3時間、ネパール・カトマンズ(トリブヴァン国際空港)に到着。

  国際空港としては、とても貧素な空港だった。。

降機するタラップは手動。

車輪付の階段を3人がかりで飛行機まで持ってくる 待機している国際機は3機くらい。。

1機はインド、もう1機はネパール航空、もう1機はアラビア文字で読めなかった。。

たぶん、中近東の国だろう。それに、国内線らしき小型プロペラ機が5機ぐらい。。



タラップを降りて誘導路を歩き、蒸し暑さとその国独特の香りをかいで、やっとその国に来た実感を味わう 入国審査を済ませ、ホテルを探さなければならいない

  どこまで、私の下手な英語が通じるのか、少し不安。。

 入国審査・手荷物・税関・両替、すべてを済ませ、意気揚々と歩いて行くとホテル案内紹介ブースを見つけて、そこに立ち寄る。

他の乗客は誰もいない。。みな予約して来ているのか。。



私自身、国に入る前にあまりガイドブックを読んでいくのは嫌いで、何が危険か注意かなど全く警戒しないでいつも入国する。

まぁ、高ければ断るぐらいのつもりで軽く「ホテルを探している」と一人に話しかける。

すると、どこからともなくうさんくさい3〜4人がブースの私の周りを取り囲み、なにやら現地語でがやがや話し出す。

少しかやの外にやられて、ブースに一人がききとりにくい英語で1軒のホテルのパンフレットを見せながら、ここはどうだと話しかける。

値段を聞くと、一泊1500ルピー(2,500円くらい)朝食付き。タメル市内(タメルはカトマンズ市内の最大の繁華街)にあるというので、そこに決めた。

まずは、一件落着。。。

ホテルが決まると、案内所の一人がすぐ私のスーツケースを引きずって車の方まで案内してくれた。

ここで、その人とさよならかと思ったら、そのままその人の車に乗せられて、出発されてしまった。。

  5分ぐらいお互いに黙ったままだったが、ようやく「日本から来た」とか「ポカラの街に行きたい」「おみやげ物を買いたい」とかを片言の英語で話した。


空港からホテルに向かう車窓の景色は、とても新鮮だった。

何度となく、いろんな国に訪れているが、カトマンズほど貧しい(国自体)のは初めてだった。。。。



おそらく幹線道路なのだろうが、全く整備されていない。

赤土のままの道、信号のない交差点。道路わきに山積みのゴミ。。

集落はバラック、人々は、よれよれの服に、子供たちははだし。。どこからともなく煙の柱。

一国の首都で空港からの幹線道路の景色とは到底思えないほどの風景だ。。

 



 20分くらい走っただろうか、道が狭く、車が増えてきた。温厚そうなドライバーだが、老人・子供・車関係なくクラクションを鳴らしまくる。

気づくと周りに人も意に介さない、一向に気にしない、とにかく我先に、の精神で鳴らしまくる。



ようやく、ホテルに近づいて来た感じだ。車を道の脇に止め、人々の往来がすさまじい、街なかでスーツケース(特にでかい!)を降ろし、ドライバーについて行く。

さびれた5階建てくらいの雑居ビルに案内され、何か変だなと思いながら階段を上っていく。

3階の事務所に案内され、そこの社長だという人に紹介された。そこはツアー会社でぽから(ヒマラヤ連峰)へのツアーを手配してくれるらしい。

社長はとても日本語が上手で、私もようやくリラックスして色々と希望を頼んだ。

そうして、ドメスティックの手配、ポカラでのホテルの手配を済ませ、精算して帰ろうとした時、

「今日予約したホテルより、いいホテルがあるのでそっちに変更しないか!?」

と社長が言う。

あまり滞在中にホテルを転々とするのは、無駄な労力なので一度お断りしたが、どうしてもしつこい。。

「とても新しくて、いい部屋で私がリザーブすれば安くなる」

というので、話に乗った。

後から思うと、500円アップくらいで、とてもお得ないいホテルだった。

(2006年にオープンしたばかりのホテル・サムサラ・リゾート)とにかく、いいツアー会社(アサヒトレックス)で、日本語も話せて値段も明朗会計でとてもいい人!!

次に行く機会があれば空港から真っ先にそこに行くだろう

ホテルでチェックインを済ませ、休む間もなく街に飛び出した。

  右も左もわからないが、とにかく街に慣れて早く、色々探し出せるように、土地勘をつかまなければならない。。

しかし、毎度のことだが、何の知識もないままに街に飛び出し、歩き回るのは勇気・体力のいるものだ。

  1〜2時間もすれば必ず道に迷う。不安になり、孤独になり疲れきって、ようやくホテルに巡り合う。

なんとまぁ、嬉しいことかガイドブックも持たず、わかったような顔で、東西南北をまず歩き回る。

この荒行のおかげで大体、2日目からが楽になる。


タメルという街は、外国人観光客・ネパール人が半々の割合で成立している。

3m幅くらいの赤土の道をはさんで、ホテル・食堂・レストラン・土産や・バー・ツアー会社など外国人向けの店ばかり。。。

現地の人々の生活の臭いはほとんど感じない。


店頭からネパール人が行きかう外国人客に声をかけ、セールスする。

店が多すぎて、どこからせめて行くか、とても難しい。

まずは、商品のバラエティーと値段をつかむことだ。

しかし、値札は一切ないので、めぼしいものは、いちいち聞かなければならない。

 



あっという間に、日が暮れて、赤土の土ぼこりと、慣れない人ごみでどっと疲れてくる

もう帰ろうと決めてホテルに向かう道すがら、一軒のアートギャラリーを見つけて、最後の力を振り絞り、入店する。

奥まった通路を抜け、広々とした店内。たくさんのネパール人による絵が壁に整然と掛けてある。

伝統的なタンカや現代的なもの、風景画など見るだけのつもりで、ただみする。。



一番奥にある一枚の大きな「ヒンドゥー寺院」の絵が気に入った絵だけ(フレームなし)なら100US$らしい。。

まだ残りの日があるので「よく考える、3日待ってくれ」と店員に言うが、必死でいま買わそうとする。

そこを何とか押し切ってさよなら ものすごくがっかりした店員の顔をあとに、ホテルに帰る。。

 

今日から、買い付けして行かないと、明日はポカラに行ってしまうので、今日と4日目が買い付け中心
!!
昨夜、ガイドブックで覚えておいたタメルの街全体の大通りをセッセと歩き回る。

  ネパールで有名な紙製品(アルバム・ノート・フォトフレーム・ミラーなど)や木彫りのマスク・小物のケースなどなど、手に余る荷物を持って、一回ホテルへ帰る。 



遅い昼食後、再び街へ。。

今度はもっと広範囲で歩こうときめ、宮殿(ネパール国王の別荘)や国際郵便局、ビムセンタワー(旧市街を見下ろす52mの塔)などを見ながら、セッセ、セッセと買い付けに回る。



  さすがにタメルの街を出ると、ぐっと観光客は少なくなり、ネパール人一色になる。。

食料品・衣料品の店が増え、雑貨・お土産店などはなくなってしまう。これもまた、本末転倒だなと思い、あの人ごみだらけのタメルに戻ろうと思った。

 夕暮れ近く、ここからホテルまでの帰り道の遠さに少しげんなりしながら、とぼとぼ歩き始めて30分くらいたったとき、歩道橋があり、上から街並みを見てみようと階段を昇った。



その階段の中腹に、一人の盲目の少年(7〜8歳くらい)が物乞いしていた。

彼の前のザルには、たくさんの小銭が入っていた。

それを上に持ち上げては、下に落とす。散らばった小銭を通りがかりの人々が拾い集めて、彼のザルに戻す。

また彼はザルを持ち上げ、投げ落とす。人々は拾い集める。。

私は少しその少年を見ていたくなった。

たばこを吸いながら歩道橋の上からじっと彼を見ていた。

きっと、そのうち悪い親か大人が現れて、彼の今日の収穫をかっさらって行くものだと思っていた。その悪い奴らが現れても、私にはとがめる勇気も言葉もないのだが、見届けていたかった。

 



10分。30分。

1時間と時は過ぎ、何度となくザルを放り投げる動作を繰り返す少年。

散らばった小銭を拾い集める通りがかりの大人たち。

いつまでも、この繰り返し。。一向に悪い奴らは現れない。この少年はどこへ帰るのだろう。

いつ帰るのだろう。

本当にお金を必要と物乞いしているのだろうか。

お金の価値は分かっているのだろうか。

ついに、私はその少年に合掌して、その場から離れた。。

国に腹が立ち、自分の無力さに腹が立ち、いたたまれなく、ビールを飲んでさっさと寝た。

Copyright (C) 2007 pokhara All Rights Reserve