エスニック雑貨(アジアン雑貨)直輸入のお店  〒 547-0026 大阪府大阪市平野区喜連西5-4-17 TEL&FAX 06-6790-0123
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初めて、買い付けで選んだ国は、。タイ・ネパール


ネパールは始めは行く予定ではなかったのでけれど、タイ航空で調べてみると、ネパール行きが結構ある。

旅費が結構変わってくるが、子供の頃からなぜか興味のある国だったので、意を決して申し込んだ。

それにしても、ハードだった

   8月21日 11:45関西国際空港発

         15:35バンコク着(タイ)

     24日10:40バンコク発 

         12:45カトマンズ着(ネパール) 

     28日 13:50カトマンズ発 

         18:20バンコク着

     28日 22:00バンコク発  
 
         5:30関西国際空港着

これで、燃料チャージや空港税などすべて含めて合計97,000円。。

安いのか高いのか考えている時間もなく。。決めた。。 
 
今思い出しても、ドキドキの連続だった。

何せ、今度は遊びじゃない!!

店をオープンするのに必要なだけの商品を探してこなければならない。

それも、同じ物はいらない、多種少量の買い付けだ。

雑貨探しのたびが、始まった。。


2007年お盆休み明けの、8月21日。。

関西国際空港を出発し、4時間足らずでタイ(バンコク国際空港)スワンナブーム空港に着いた。

最近できただけあって、空港の設備は素晴らしいく、広大なハブ空港になっており、ところどころ王宮をイメージした、豪華絢爛なオブジェが目を引いた。

 

このタイの地には、どんなものがあるのかまだ見ぬタイ雑貨に胸はずませながら、たっぷりと入国手続きまでのびる、長い長いゲートを歩きながら考える。。

空港を出て、まず一服。。

火を消す間もなく、うさんくさいタイ人がタクシーを勧めてくる。


とにかく、バンコク市内まで入らないと事が進まないので、ホテルも決めぬまま車に乗り込んだ。

すぐ高速道路にのぼり、巨大な広告看板が立ち並び、いかにも商売上手なタイの風景だ。

その車の中で、ドライバーに「どこか、安くていいホテルはないか?」と声をかけ、そのホテルへ向かってもらった。

 

バンコク市内のどのあたりに位置するのか、全く見当もつかないまま、一軒のホテルに到着した。

周りとの調和を全く無視した、そのリゾートホテルは 上を見上げられない程高く、いかにも高そうなホテルだった.

 

まだタイの物価もつかめていないものの、あまりに高額さがうかがえて、ドアボーイが開けてくれたものの、少しためらった.


中は明るく、欧米人が沢山いて、フロントマンは凛々しく、私の考えていた安ホテルからは、ほど遠いものだった。。

フロント横のデスクに座り、マネージャーらしき40歳代後半の男が、用紙とペンと計算機を持って、満面の笑みで現れた。


まず、料金一泊2500バーツなので、3泊で7500バーツだという。

私は。1000バーツ以下で考えていたので、場所もわきまえず、1000×3を計算機で押した。

 

マネージャー苦笑い。。


私も本気でその値段にしてくれるとは思っておらず、次のホテルを探そうと半ば、開き直りの交渉だった。

。マネージャーの返事も聞かぬまま、ドライバーに声をかけ、席を立とうとしたところ、「OK!OK!」と言うではないか。

本当にお得な選択だったのかどうか、その時はまだ判断つかなかったが、どりあえず、このマネージャーの心意気に乗っかることにした。

 

こんな高そうなホテルに連れてきやがって、、と始めはドライバーをうらめしく思ったが、部屋に案内されてその豪華さに、180度変わって感謝した1日目の夜だった。

タイ(バンコク)買い付け2日目。。

今日はさっさとバイキング朝食を済ませ、街へくりだす予定だ。


あさってには、買い集めたタイ雑貨たちを日本へ発送しなければならないので、今日・明日の2日間、しっかりと買い付けなければならない。

昨日のホテルマネージャーにその旨を相談すると「私が郵便局に連れて行ってやる!」といい返事。

意気揚々とまず、向かったのはプラトゥーナム市場周辺。

右も左もわからぬまま、市場周辺を歩き回った。

しかし、衣料品の問屋街らしく、全く目ぼしいものは見つけられなかった。

昼過ぎにホテルに戻り、もう一度ガイドブックで計画の練り直し。。

再度出発

今度は、タクシーを使わず、BTS(スカイトレインという高架鉄道)で移動してみよう。

多少日本との違いはあるものの、慣れてしまえばとっても便利。

 バンコク市内は慢性渋滞がひどく、また排気ガス事情も強烈だ。

その点、BTSは多少の混雑を我慢すれば、安くて早くて、市内を縦横無人に動ける。

次に来たのは、スクムウィット通り。。

チットロム駅からナーナー駅にかけてぎっしりとお店が並んでいる。

延々と、途切れることなく、食品・衣料品・雑貨とすし詰め状態で露店が連なっていた。

珍しいもの、おもしろそうな物、たくさん買って手に負えないほどの荷物を持って歩いていると、タクシーにつかまり、なかば強引に乗せられてしまった。。

しかし、まだまだ充足感を得られないままホテルで夕食を済ませ、少し不安になって来た。

 そして、疲れた気持ちをふるい立たせて、今夜もう一度ナイトマーケットに行ってみようと決めた。

6〜7時ごろかららしく、少し休んでホテルからタクシーを呼んでもらうことにした。

ロビーを降りていくと、私について来いとマネージャーが車に案内してくれて「私が連れて行ってあげる」と言う。


到着したのは、スアン・ルム・ナイトバザールという所で、日本では例えようがない程の店がひしめき合っていた。。

  車から降り、マネージャーと帰る時間と場所を決め、いざ出陣

心おどるとは、まさにこのことだろう。

どこからせめるのか、とにかく巨大なマーケットのうずにのみこまれて行った

陳列された物であふれかえる歩道で人とぶつかり、へし合いながらあっと言う間に1時間。。

さっきから、降り出した雨はついにどしゃぶりになって来た。


体は濡れても、買った物は濡れないように歩いていると、ふっ!と気づく。。

帰り道がわからない。。

待ち合わせた場所が全くわからない。。

刻々と待ち合わせ時間は迫ってくる。

 まぁ、うろうろ歩き回っていれば、そのうち出発地点にでもたどり着くかと、軽く考えてぎりぎりまで買い物を楽しんだ。

そうして、10分前になって本当に迷子になっていた。


外は、スコールみたいな雨 屋根のない大通りに出て、目印を探すのも無理。

買い物客は帰るに帰れず、ぎっしりすし詰め状態で歩くこともままならない。

「どうしよう」

時間だけがどんどん過ぎていき、ドライバーにほおって帰られると、ホテルの名前も覚えていない。

この歳になって、本当に迷子で泣きそうになった。

 

その時

「あった!!」


買い物前に入ったトイレらしきものを見つけた。


ずぶぬれ覚悟で道に飛び出した。

 そのすぐ近くに車を止めて、マネージャーが傘をさして待っていてくれた。

ホッと一安心
異国の地での迷子は、本当に恐い。。

必ず、ホテルの名を覚えておきましょう!!

当たり前のことを当たり前に認識した今夜のナイトバザールでした。

 

今日がタイ(バンコク)の最終日。。

夏真っ盛りの南国のタイの晴天 リゾート地にでも来ていれば、申し分のない天気だが、何分仕事なので、うだる暑さに気も滅入る。。

朝はホテルの近辺を少し散策してみようと、朝食を済ませ、ホテルを出て歩き出す。

 5分も歩くとすっかり、タイの庶民の街になっていた。。



バンコク中心部から北東の少し田舎っぽい地域らしい。。

日用雑貨店、バイク修理にはげむ修理屋さん、店先でなにやら揚げて、ランチの仕込をする食堂、日本製のテレビやビデオを山積みにしている電気店。。

それも、どこか懐かしいような光景だった

知らず知らずにたっぷり2時間くらいがたち、ふっと我に返って、帰路を急ぐ。

 お昼からは、日本への発送を済ませ、ようやくホット一安心。

 これからは、少し観光気分で行きたいところへ行ってみようと思う。

まずは、カオサン通り。

安宿やバー、飲食店が多く、バックパッカーも集まる。

どことなく無国籍でにぎやかな街。。

通りがそのまま歩行者天国のようで、たくさんの店の軒先で、ゴザを広げ、くつやアクセサリー、サンダルに皮製品、あげくには散髪屋まで、ありとあらゆる人たちが商売をしている。。

熱気と人ごみとなにやら強烈な臭気に負けて、オープンテラスでこーヒーブレイク。


道行く人々を、ボッーと眺めていると、タイ古式の民族衣装のようなものを身にまとい、行き交う人々に付きまとっている。。

手には日本の木魚のようなものを持ち、右手の棒でこすりあわせる。

蛙の形をした民芸品、棒を蛙の背中にすり合わせると「ゲロゲロ ゲロゲロ」と音がする。

どこかのタイ雑貨の店で見たような気がする。

決して、たくさんは売れるとは思わないが、「ゲロゲロ」だけで商売をしているのだろう。

「しまった」



じっと眺めていると目が合って、私に近寄ってきた。

興味があると思われたのだろう。

コーヒーを飲んでいる横で奇妙な衣装のおばちゃんが「ゲロゲロ ゲロゲロ」と鳴き続けている。

こっちがゲロゲロなのは、言うまでもない。。

カオサン通りを南に行き、夕暮れ時にちょうど、ワットプラケオ、ワットポーの辺りを歩いていた。。

ライトアップされた王宮寺院はとても美しく、高貴な感じがした。

チャオプラヤ川に沿って南下して行き、しんどくなれば、ホテルまでタクシーででも帰ろうと仕事を忘れ、のんびりと待ち歩き。

もう日も暮れて、歩道には夕食を楽しんでいるカップルや家族の光景。。

その横をたくさんの人たちが家路へ急ぐ。

その流れをせきとめるかのように、歩道の人々は右へ左へ。。

人の流れはまるで、激しく流れる川の水流を大きな岩がせきとめているかのようであった。。

「何だろう?」

と思いながら、近づくと、両膝下がない、まだ40代ぐらいの男の人が土下座してはいつくばっていた。。

頭をハードロックコンサートなみに上下して、物乞いしていた。。

直視する人はだれもいず、ただ人の流れは規則的に岩をよけて進んでいく。

それにしても、すさまじいスピードで頭を上下する。


どうも目も盲目らしい。

この物乞いの人は、こうするしかないのだろう。

動く自由も足からも目からも奪われ、ただ人々に、世間に、頭を下げて生きていく。

ワットポーの神々しい美しさと対照的に、悲しすぎるタイの現実を見たようで、私一人は流れに逆らい、少しとどまっていようと思った、タイの最後の夜でした。。

 

Copyright (C) 2007 pokhara All Rights Reserve